2014年07月14日

“てんぼうしょう”は“天望衝”

牧山は「おまぎやま」と呼ばれ、石巻の湊地区の裏山的な愛着を感じる山でした。
今は“牧山市民の森”として整備されています。
山頂には零羊崎(ひつじざき)神社があり、当然神社の前に鳥居はありますが、
登口の国道に面した大門崎にも鳥居があり、牧山全体が境内のようです。
この大門崎の鳥居から数分登ると、“てんぼうしょう”という眺めのよい所があります。
大門崎の鳥居から先は震災で痛んだ遊歩道の修復工事中でした。
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この“てんぼうしょう”が問題です。
先日ふとどういう字だったっけと、ネットで検索しましたが出てきません。
いくら検索しても、ひらがなも漢字も出てきません。
小学校の頃に、夏休みだと1週間に2〜3回は登った牧山の入り口“てんぼうしょう”が忘れ去られようとしていました。
兄の話では、“てんぼうしょう”は正式な名称ではなく、湊の人だけの言わば俗称だからネット上にないんじゃないかと。それから人によって“てんぼうしょう”の“しょう”の字を違う字を主張するらしいのです。弟に聞いても“天望”しかわかりませんでした。
そこで「僕のブログにその名を残さなければ!」と思ったわけです。

僕の記憶だと“天望衝”でしたが、“しょう”の字は“頌”も“勝”も可能性もあるかと思い、この3つを書いて兄にどれだと聞いたら“天望衝”を即座に指差しました。
簡単に決め過ぎかもしれませんが、ネット上には“天望衝”が残ることになりましたww

今日、約40年振りに“天望衝”に行ってきました。
“天望衝”にも、やはり“天望衝”という文字は見当たりませんでした。
この“天望衝”には昔から石碑がありました。
石碑には「日本百景石巻海岸」と刻まれています。
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裏側の大きな字は読めませんが、小さく東京日日新聞社と鉄道省と読めました。
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日本百景とは、1927年に、大阪毎日新聞社、東京日日新聞社主催、鉄道省後援で日本新八景(日本八景とも)が選定された際に、同時に日本二十五勝とともに選ばれた日本を代表する100の景勝地。(Wikipedia)

石碑の前に、湊出身の彫刻家・高橋栄吉氏の銅像のレプリカが立っていました。
40年前にはありませんでしたが、“市民の森”として整備した際に立てたのでしょう。
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津波で荒廃した故郷から“てんぼうしょう”の記憶まで消えてしまうのが耐えられませんでした。ネット上に湊の誰かが書かなければならないと思いました。
posted by pops at 13:17| 宮城 🌁| Comment(0) | others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする