2013年10月31日

六ヶ月経過、つまみは『Montreux 82 / Charles Lloyd』

6 months  montreux 82.JPG

六ヶ月経過しました。なんと半年です。

これからは、毎日の投稿は止めます。
これまでは、毎日少なくても一つはJazz関連の記事を投稿してきました。
毎日の投稿よりも、一つ一つがよいものになればいいなと思います。
時間をかけて、修正するのもいいかもしれません。
まだまだ続けます。


とりあえず、六ヶ月経過に、乾杯しよう。

バーボンは“BULLEIT BOURBON”
上品な甘さがありながら、バーボンらしいコクと強さも併せ持ちます。

今夜のつまみは『Montreux 82 / Charles Lloyd』にしよう。
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明るく小気味いいグルーブ感

pike's groove.jpg

まず、「Big Foot」と「Ornithology」というCharlie Parker作品が目を引く。
そして、「Con Alma」と「Birks' Works」はDizzy Gillespie作のバップの名品。
Dave Pikeは、Cedar Waltonを迎えて、小気味よいハード・バップに仕上げている。
グルーブ感満点の演奏は、このリズム・セクションの働きが大きいと思う。
なお、この3人はSteve Grossmanの『LOVE IS THE THING』でも活躍する。

「Spring Can Really Hang You Up The Most」
Daveは、バラードでも酔わせてくれる。
バラードだけに、唸り声が気になる人も多いと思うけど、名演だと思う。
ベスト・トラックではないだろうか。

「You're My Everything」
歌心溢れるグルーブ感が堪らない。
やはり、このリズム・セクションが効いている。
『RELAXIN'』でのMiles Davisと『STANDARD TIME VOL.3』でのWynton Marsalisの演奏も大好きだけど、Daveのこの演奏も僕的になかなかだと思う。


『PIKE'S GROOVE / Dave Pike』
レーベル:Criss Cross
録音:1986/02/05
personnel
Dave Pike(vib), Cedar Walton(p), David Williams(b), Billy Higgins(ds)

tracks
#1: Big Foot
#2: Spring Can Really Hang You Up The Most
#3: You're My Everything
#4: Ornithology
#5: Con Alma
#6: Reflections In Blue
#7: Birks' Works
#8: You Are My Everything (take2)
#9: Big Foot (take4)

◆ 2013年5月5日投稿分を加筆修正して再投稿しました。◆
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2013年10月30日

“BLUE NOTE”復活コンサートでのCharles Lloydとペトさん

one night with blue note vol.4.jpg

“BLUE NOTE”復活を記念して催された85年のコンサートの模様を収録したCDの第4集であり、Charles Lloyd Quartetの5曲と、Stanley Jordanの2曲を収録している。

“BLUE NOTE”復活コンサートという晴れの舞台であり、偶然の共演らしいが、ベースとドラムを60年代のCharlesのバンドにいたCecil McBeeとJack DeJohnetteが務めているのも奏功しているのだろう。Charlesは『A NIGHT IN COPENHAGEN』(83年)よりもはるかに熱い。ペトさんも輝いている。やはり、Jackは凄い。

「The Blessing」
Charlesの作品で、宗教的な趣が感じられるゆったりとした演奏。
退屈しているところに、エンディングに重なるように次の曲のペトさんのイントロが聴こえ出す。そそ、こうでなくちゃww
「Tone Poem」
やはりCharlesの作品で、ペトさんが『ESTATE』(82年)で取り上げていた。
カリプソ風の明るいリズムに乗ってCharlesは朗々と吹き切る。
続くペトさんのソロの間中、Charlesはずっと2本のマラカスを目をつぶり腰をくねらせながら振り続けている。ただ音は聴こえないww
ペトさんのプレイがCharlesを夢中にさせたのかもしれない。
もちろん、ペトさんはソロもバッキングもいつものようにゴキゲンだ。
ベスト・テイクです。
DVDにはこの曲だけが収録されている。
続く「Lady Day」と「El Encanto」
いずれもCharlesの作品で、前者はBillie Holidayを追慕した曲。
2曲共に『A NIGHT IN COPENHAGEN』(83年)でも取り上げていたが、本作の方が圧倒的にいい。Charlesもペトさんもいい。
「How Long」
やはりCharlesの曲だが、John Coltrane風のブルースでカッコいい。
Jackのドラムに煽られるようにCharlesの音も逞しい。

#6・#7は独創的な奏法で一夜にして脚光を浴びたStanley Jordanの演奏です。

ところで、Charlesとペトさんの共演作を採点すると、『Montreux 82』を100点とすると、『A NIGHT IN COPENHAGEN』が20点、本作が70点というところかなww

なお、DVDの『One Night With Blue Note』には「Tone Poem」しか収録されていないが、LDの『One Night with Blue Note Vol.2』には「The Blessing」、「Tone Poem」、「Lady Day」の3曲が収録されていた。


『ONE NIGHT WITH BLUE NOTE Vol.4』
レーベル:BLUE NOTE
録音:1985年2月22日
live at the Town Hall, New York City
personnel
#1-5: Charles Lloyd(ts,fl & maracas), Michel Petrucciani(p), Cecil McBee(b), Jack DeJohnette(ds)
#6 & 7: Stanley Jordan(g)

tracks
#1: The Blessing
#2: Tone Poem
#3: Lady Day
#4: El Encanto
#5: How Long
#6: When You Wish Upon A Star
#7: Jumpin' Jack

* Michel Petrucciani
1962年12月28日
フランスのオランジュに生まれる。
1999年1月6日
ニューヨークにて肺感染症により他界。享年36才。
生まれながらの骨形成不全により身長は90cm程しかなかった。
ペトさんのドキュメンタリー映画『情熱のピアニズム』が昨年秋、日本でも公開された。
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2013年10月29日

1958年のMilesバンドを捉えた日本編集盤

1958 miles.JPG

池田満寿夫氏デザインのジャケットも秀逸な70年代末の日本編集盤。

「On Green Dolphin Street」
Bill Evansの静かなソロ・ピアノから始まる。
Billが描いた寒さが身に凍みる朝靄をMilesのミュートが静かに切り裂いていく。
Milesのバンドを知的に一変させたBillの凄さを感じる。
「Fran-Dance」
Francesは『SOMEDAY MY PRINCE WILL COME』のジャケットでお馴染みの当時のMiles夫人。モデルでダンサーだったという。
Milesは愛らしいテーマをリリカルに奏でる。
続く、Cannonballのアルトのホンワカとした温かみもいい。
「Stella By Starlight」
まず、Milesのミュートの素晴らしさ、そしてBillの存在とCannonballの不在が作り出す知的なイメージが素晴らしい。Johnも吹き過ぎず、しっとりとした名演に花を添える。
「Love For Sale」
Billのピアノと一緒にMilesの指パッチンが入り、颯爽と始まる。
2ヶ月前録音の『SOMETHIN' ELSE』に収録の同曲との違いは、Billの存在だろう。
イントロ、バッキング、ソロとハードボイルドなBillが牽引する。とにかくカッコいい。
もちろん、哀愁を湛えたMilesのソロも堪らない。

1958年録音の曲を集めた編集盤だから『1958 MILES』だという。オリジナル・アルバムに収録されなかった曲だけで構成されている。#5は1958年録音の可能性があったらしいが、どう聴いても古い。メンバーも違うし、演奏の質も違う。
#5が無ければ、編集盤とは言え、Jazzの聖典『Kind of Blue』とほぼ同じメンバーによりほぼ1年前に録音された“親しみやすい傑作”だったのにと思う。

なお、2000年代に入ってから、1958年録音の「Little Melonae」と「Fran-Dance」の別テイクを加えたCDが発売されているようです。


『1958 MILES / Miles Davis』
レーベル:SONY
録音:1958年5月26日(#1-4) & 1955年10月27日(#5)

personnel
Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Julian "Cannonball" Adderley(as;on #1,2,4), Bill Evans(p;on #1-4), Red Garland(p;on #5 only), Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds;on #1-4), "Philly" Joe Jones(ds;on #5 only)

tracks
side A
#1: On Green Dolphin Street
#2: Fran-Dance
#3: Stella By Starlight
side B
#4: Love For Sale
#5: Little Melonae
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2013年10月28日

モーダルなイタリアの凄腕ピアニスト

Antonio Farao  NEXT STORIES.jpg

Antonio Faraòは『Black Inside』(98年)で知られるようになったイタリアの凄腕ピアニストです。Herbie Hancock以降のKenny KirklandやJoey Calderazzo等に通じるモーダルな演奏を得意とし、理屈っぽいヨーロッパ臭は希薄な人です。

本作は、ピアノ・トリオに9曲中5曲でパーカッションが加わるカルテット構成。

「I'm Waiting」
Antonioの曲で、重々しいイントロの後、Antonioはいきなり快調に飛ばす。
モーダルで本領発揮の快演。
こんなの聴きたくて買ったんだよなと満足したカッコいい曲。
「Theme For Bond」
Antonioの曲で、2000年に亡くなるまで11年間を共にした愛犬Bondに捧げたもの。
ピアノ・ソロで静かに始まり、美しいテーマが奏でられる。
Antonioの左手とベースのユニゾン・リフからボサノバのリズムが刻まれ始める。
演奏は徐々に熱を帯び、ピアノは幾重もの愛らしいメロディーを連ねていく。
とても心地よい、ベスト・トラック。
「Creole」
一転、トリオによる快適な4ビート・ナンバー。
「Sweet 2」
98年11月に亡くなったKenny Kirklandへのトリビュート。
「What Is This Thing Called Love?」
出だしからテーマを崩し気味にモーダルに突っ走る。
「Few Days」
イントロからPiboのコンガをフィーチャーしたノリノリのラテン・ナンバー。
Antonioもパーカッシブなプレイを繰り広げる。


『NEXT STORIES / Antonio Faraò』
レーベル:enja
録音:2001年10月30,31日
personnel
Antonio Faraò(p), Ed Howard(b), Gene Jackson(ds), Pibo Marquez(perc;on #1,2,5,8,9)

tracks
#1: I'm Waiting
#2: Theme For Bond (Dedicated To My Wonderful Dog)
#3: Creole
#4: Sweet 2
#5: Next Stories
#6: I Could Have Done More
#7: What Is This Thing Called Love?
#8: Few Days
#9: Sabrina And Joseph
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