2013年09月30日

五ヶ月経過、つまみは『THE OLD SONGS / Bennie Wallace』

5 month  BW   the old songs.JPG

五ヶ月経ってしまいました。

いきなりですが、ブログのアクセス解析を見ると、面白いことがわかるんですよ。

まず、“アクセス数”と“訪問者数”がわかります。
前者は同じ人が違う記事を見たものもすべてカウントされます。
後者は同じ人がいくらたくさんの記事を見ても、“1”しかカウントされません。
この“訪問者数”を指標にすると、ココを見てくださる方の嗜好がわかります。
Albert Ayler等のフリー系とColeman Hawkins等の古いところは人気がなく、
80年代以降のものや、Herbie Hancock等の人気が高いようです。

9月(昨日まで)で訪問者数が一番多かった日の記事は、28日の『BENNIE WALLACE IN BERLIN』で133人。次が、24日の『Departure / Gary Burton & Friends』で115人。
逆に一番少なかったのは、27日の『A BLOWING SESSION / Johnny Griffin』で28人。
次に少なかったのが、17日の『FRENCH BALLADS / Barney Wilen』で36人でした。
なお、訪問者数は徐々に増えてきていますが、最近の平均は60〜70人程です。

“時間別”の“アクセス数”と“訪問者数”もわかります。
アクセスが多いのは断トツで1時台、後は5〜6時台です。夜更かしの方が多いのには驚いています。これは0時に予約投稿(実際は0時50分頃更新)した場合です。

“リンク元”もわかります。
95〜100%の方はブックマーク(お気に入り)している方です。
ですから、ブックマークしてくれている方だけでも130人程はいらっしゃるようです。
恐縮しているのは、「バーボン つまみ」等で検索して、“食べ物のおつまみ”を求めてたどり着く方が多いことです。舌打ちの音が聴こえてきそうです。
あと、うれしいことに、「レコードクリーナー」等の検索でたどり着く方も多いですね。


とりあえず、五ヶ月経過に、乾杯しよう。

お酒は“JIM BEAM RYE”

すっきりと甘く、“OLD OVERHOLT”よりもややキリッとした味。

このへんの軽く甘いライ・ウィスキーも好きなんですよね。
最近は在庫の数本のうちに1本はライを置いてます。

今夜のつまみは『THE OLD SONGS / Bennie Wallace』にしよう。
posted by pops at 22:00| 宮城 ☔| Comment(0) | others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初めてのペトさん

Charles Lloyd montreux 82.JPG

60年代に人気を博したCharles Lloydが復活を告げたライブ・アルバム。
Charlesは不動産業を営んで財を成し、演奏活動はしていなかったそうだ。
そんな彼がペトさんを聴いてまたJazzをやりたくなったといいます。
僕が初めて聴いたペトさんがコレでした。

「The Call [Imke]」
美しいテーマを持つCharlesのオリジナル。
Charlesの熱いブローとペトさんの鮮烈なソロとバッキングが聴きどころ。
ペトさんに驚く観客の様子が見えるようだ。
「Wind In The Trees」
パーカッシブなイントロから始まるCharlesのオリジナル。
いきなりCharlesがモード風の荒々しいブローで音を撒き散らす。
続くペトさんの斬新なソロが散らかった音の断片を一掃してしまう。
Son Shipのドラムも快感を呼ぶ。
最初のクライマックス。
「Very Early」
Bill Evansの作品で、美しいワルツ。
数ヶ月前の『ESTATE』等でも取り上げたペトさん初期の愛奏曲でもある。
ペトさんの美しいピアノに導かれ、Charlesのソロもいつもより優しげに聴こえる。
ペトさんのソロは美しくも刺激的だ。そしてバッキングは強烈だ。
コレに魅了されてペトさんを追いかけることになった。僕的ベスト・トラック。
「Michel」
1分ちょっとの前奏曲的なCharlesがペトさんに捧げたオリジナル。
浮遊感を伴いながら「Forest Flower」に繋がっていく。
「Forest Flower」
Charlesの代表曲だが、焼き直しではなく、復活を期してのアレンジが新鮮だ。
同じ曲で66年にKeith Jarrettを世に知らしめたのもCharlesだった。
Charlesのソロは意外にシンプルで、美しいテーマを強調しているように聴こえる。
ペトさんのソロでは暖色系の粒立ちのよい音が降り注ぐ。
後半のラテンのリズムになってからが「Sunset」のようだ。
二度目のクライマックス。

リーダーはCharlesだけど、ペトさんを聴くためのアルバムだと思っています。
ペトさんファン必聴のアルバムだと思うけど、なぜか未だにCD化されていません。
僕は3枚のLPを丁寧に聴いています。念のためデジタル化もしてます。

最後に、LPの油井さんの解説からCharlesのコメントの一部を紹介しておきます。
・・・・長い間私は庭で花いじりをしていた。・・・・余生を園芸で送るつもりだったが、突如ミシェルが現れたのだ。当然のことながら決意をひるがえし、一緒に音楽を作ることにした。ミシェルは“キーボードの化身”である。素晴らしい音楽が生まれるのは当然だ。ミシェルとの出会いは神のお導きによるものだった。・・・・


『Montreux 82 / CHARLES LLOYD QUARTET』
レーベル:ELEKTRA Musician
録音月日:1982年7月25日
personnel
Charles Lloyd(ts), Michel Petrucciani(p), Palle Danielsson(b), Son Ship Theus(ds)

tracks
side A
#1: The Call [Imke]
#2: Wind In The Trees
side B
#3: Very Early
#4: Michel 〜 Forest Flower - 1. Sunrise 2. Sunset

* Michel Petrucciani
1962年12月28日
フランスのオランジュに生まれる。
1999年1月6日
ニューヨークにて肺感染症により他界。享年36才。
生まれながらの骨形成不全により身長は90cm程しかなかった。
ペトさんのドキュメンタリー映画『情熱のピアニズム』が昨年秋、日本でも公開された。

◆ 2013年4月30日投稿分を加筆修正して再投稿しました。◆
posted by pops at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | Jazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月29日

囁くように歌ってくれるEllaおばさん

ella   intimate.jpg

元々は『Let No Man Write My Epitaph / 俺の墓標は立てるな』という映画のサントラで、Ellaおばさんは弾き語りで歌う役どころだったらしい。

Paul Smithのピアノだけをバックに、囁くように歌う。
Ellaおばさんが、自分のためだけに歌ってくれている雰囲気。
「Angel Eyes」、「I Cried For You」、「Misty」等、選曲も申し分ない。
あまり知られていないが、まさに“intimate”な傑作だと思う。

Ellaおばさんの60年の作品としては『Ella in Berlin MACK THE KNIFE』、
『Ella wishes you / a Swinging Christmas』があり、まさに全盛期。
42才のまだ若々しくも、円熟したバラードを聴くことができる。


『THE INTIMATE ELLA / Ella Fitzgerald』
レーベル:Verve
録音:1960年4月14日
personnel
Ella Fitzgerald(vo), Paul Smith(p)

tracks
#1: Black Coffee
#2: Angel Eyes
#3: I Cried For You
#4: I Can't Give You Anything But Love
#5: Then You've Never Been Blue
#6: I Hadn't Anyone Till You
#7: My Melancholy Baby
#8: Misty
#9: September Song
#10: One For My Baby (And One More For The Road)
#11: Who's Sorry Now
#12: I'm Getting Sentimental Over You
#13: Reach For Tomorrow
posted by pops at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | vocal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月28日

勝手なお知らせ

今年の4月30日から始めたブログですが、初めのうちは1日6投稿、5投稿なんていうこともありました。どの程度のレコードのコメントをしたらいいのかわからなかったので、投稿は多くてもコメントは短すぎるものが多くなっていました。

その上、コメントの短いものには愛聴盤が多いのも問題で、ちゃんと書き足したいという思いもあります。

三ヶ月目あたりから、初めの頃のレコードのコメントが短すぎたものを加筆修正しようと考えていましたが、1日1枚の投稿だけでもやっとの状態なので、ほとんど進まずにいます。新規投稿と加筆修正を両方こなす時間が持てないことがはっきりしてきました。

そこで、ものによっては、古いものを削除して、加筆修正したものを新規の投稿として扱う場合もでてくると思います。そこのところをご了承いただきたいと思います。
posted by pops at 10:26| 宮城 ☀| Comment(0) | others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

充実したベルリンでのライブ作

bw  in berlin.jpg

曲目は過去10年程の間に発表したアルバムから選曲されています。
いずれも、過去の作品のアレンジを踏襲しているので、
新鮮さはありませんが、とても充実したライブ演奏だと思います。
お気に入りの1枚です。

George Gershwin作品の3曲(#1・#2・#5)は、いずれも前作『SOMEONE TO WATCH OVER ME』(98年)で演じています。
なお、98年はGershwinの生誕100周年でした。
「It Ain't Necessarily So」
リズミックなドラムのイントロから始まり、ピアノのソロの後に、ようやく登場するBennieのひねくれたトーンが堪りません。
どうでもいいことですが、この出だしのドラムのイントロは、Grant Greenの『COMPLETE QUARTETS WITH SONNY CLARK』(62年)の同曲でのArt Blakeyのリム・ショット等の具沢山のイントロを拝借しているように感じます。
「I Loves You, Porgy」と「Someone To Watch Over Me」
いずれも、素晴らしいクセだらけのバラードに仕上がっています。
ここではGeorgeの渋いピアノが効いてます。

「It's Only A Paper Moon」(Harold Arlen作)
Dr. Johnを迎えて吹き込んだ『BORDERTOWN』(87年)同様に、
アフター・ビートを強調した南部っぽさ溢れる演奏です。

残りの3曲はBennieの曲で、出だしのリフがゴキゲンな曲ばかりです。
このクセだらけのオリジナルが大好きです。
「It Has Happened To Me」、「Thangs」は『THE TALK OF THE TOWN』(93年)、
「At Lulu White's [Blues Yamashita]」は『BRILLIANT CORNERS(with 山下 洋輔』(86年)と、『THE OLD SONGS』(93年)に収録されていました。
なお、いずれの曲でも、Georgeが長めの転がるような見事なソロを聴かせます。

ところで、#1・#2はオペラ『Porgy & Bess』の挿入歌で、文法的におかしいです。
正しくは、「It Ain't necessarily So」は「It Isn't Necessary So」であり、
「I Loves You, Porgy」は「I Love You, Porgy」であるはずですよね。
ご存知のように、アメリカ南部の黒人のスラングが使われているんですね。


『BENNIE WALLACE IN BERLIN』
レーベル:enja
録音:1999年11月6日
live recording from the Berlin Jazz Festival
personnel
Bennie Wallace(ts), George Cables(p), Peter Washington(b), Herlin Riley(ds)

tracks
#1: It Ain't Necessarily So
#2: I Loves You, Porgy
#3: It Has Happened To Me
#4: It's Only A Paper Moon
#5: Someone To Watch Over Me
#6: Thangs
#7: At Lulu White's [Blues Yamashita]
posted by pops at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | Jazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする